映画「隣人X -疑惑の彼女-」

この映画は、地元のイオンシネマでは上映していなかったので、私の観たい映画から漏れていました。この映画を知って観てみたいと思ったのですが、すでに上映を終えている映画館(いつも行っていたMOVIX三好でも上映していた)が多く、自宅に一番近いところでまだ上映中なのはイオンシネマ名古屋茶屋でした。上映終了も近いので、今夜長女と急いで観てきました。惑星Xの難民を地球で受け入れているという設定ですが、この映画で伝えたいのは、「根拠のない差別や偏見で人を見るのではなく、心で見る」ということです。そのための惑星難民Xという設定なので、そこは多少無理があっても気にすべきことではありません。結局、最後に惑星難民Xだったのは良子と拓真ということが腕の印で明かされますが、そうであれば自分をXだと思い込んだ憲太郎は結局何だったの?という疑問が残りますが、私の解釈は、憲太郎がXに対して偏見と恐れを持つ余りに生み出した幻想だったのだと思います。そのあたりが二転三転して予想がつかないという面白さにもなっていると思います。後半、良子の父がXだと流布されたあたりから、良子と父親との関係、憲太郎の後悔など、私にとってはジーンとする場面が多く、少し目が潤んでしまいました。何が普通なのか、何が普通でないのか、そういうことに縛られて生きる必要はないのだ、そういうことも伝わってきました。父が娘を守る姿も心に響きました。誰がXなのかなんてことはどうでもいいことで、大事なのはその人の人間性なのだと最後は思わせてくれます。ラストシーンは、結果のわかっているスクラッチカードで、最初に憲太郎が良子を食事に誘った手法で関係を戻そうとするところは、とても幸せな気持ちにさせてくれる秀逸のラストシーンでした。テーマも良くて上野樹里も素敵で、やっぱり映画館で観て良かったと思える良い映画でした。ただ、残念だったことがふたつ。ひとつめはパンフレットが売り切れだったこと、ふたつめはイオンシネマ名古屋茶屋のシートが幅狭く隣との圧迫感強く足元も窮屈だったこと。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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