今は気楽な映画を観たい気分なので、さらりと観ることができるだろう「総理の夫」を観ました。内容は、妻が総理になってしまった日和と初の女性総理になった凛子の夫婦のお話です。日和の欲の無い良き夫ぶりと、凛子の可愛い妻であり清廉で凛々しい政治家の相手を思う気持ちが中心に描かれていて、ほんわかとした優しい気持ちで観ることができる映画でした。政治の世界にありがちなドロドロした腹立たしい出来事も無く(原久郎が日和を貶めるという出来事はそれほどでもない描き方)、嫌なストレスもありませんでした。そんな中で起きた凛子の妊娠について、凛子の総理を続けて日本を正しい姿に変えたいと思う気持ちと、子供を大切にしたいと思う気持ちの葛藤はちょっと考えさせられました。そんな大切な時期に妊娠するというのは避けられたのではないかと、つい古い考えに陥ってしまいましたが、本来は、女性であれ男性であれ、どんな環境でも私生活を犠牲にしなくても仕事を続けることができる社会になるべきなんだろうなと、そんなことを思ってしまいました。最後の日和の記者会見での発言は、内容よりもその演技の迫力に少しウルっと来てしまいました。面白かったというほどではありませんが、夫婦観や政治観の理想をちょっと感じたいなというには良い映画だと思いました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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