昨年に映画館で観たかったけれど観ることができなかった映画を今いくつか観ています。今日は、「アンダーカレント」を観ました。
かなえと悟は親から引き継いだ銭湯を営んでいましたが、ある日悟が失踪してしまいます。ショックと人手がないことから一時休業していた銭湯に堀と言うひとりの男が紹介されて現れて銭湯で働くことになります。かなえには、水の中で首を絞められるという夢を見るという心の影があります。かなえと悟と堀の心の深層(アンダーカレント)がだんだんと明かされることによってお互いを理解しあっていくというストーリーです。
かなえと堀の銭湯での日々、悟の失踪の理由を探偵・山崎を使って調べるかなえ、そして銭湯と町の人のつながりが、静かに描かれていきます。その人を知っているということはどういうことなのか、人が良いことと人が何をすることは違う、などということをその過程で考えさせてくれます。
後半、かなえと悟と堀の表面からは見えない心の深層が明かされていくと、その悲しみや苦しさや人を思う優しさなどがあふれてきて、自然に涙があふれてきました。人を見るということは、そういう心の奥深くを見ることだと知らされますが、それはなかなか難しいことだというのもわかります。ただ、表面だけではその人のことはわからないということだけは心に残す必要があると思いました。そして、人と人が分かり合うためには、相手に関心を持って話し合うことだということも伝えてくれます。
私はこういう映画はとても好きです。映画館で観てパンフレットも買っておけばよかったとちょっと後悔しています。静かな映画ですが、ぐっと心が動かされる映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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