映画「そして、バトンは渡された」

この映画は予告をみて気になっていた映画です。

優子と三人の父親、二人の母親の愛情あふれて心温まる映画でした。最近では一番涙を流した映画となりました。みんな優しくて、そして親子の情愛があふれていて、そして切ない命の終わり、泣く要素がこれでもかと織り込まれています。

映画は、自分の感情を笑顔で隠す高校生の優子と奥さんに逃げられた義理の父・森宮さんの生活と、継母・梨花に振り回されるみぃたんの生活が並行して描かれます。梨花が森宮さんの仕事場に会いに来たところあたりから、梨花は森宮さんの奥さんだった人かなと気づき始めるのですが、それでも、優子とみぃたんの生活には時間差があったことまでは、それが明かされるまで気づきませんでした。そういう構成も意外性があり、優子の育ってきた環境がそこで見事につながり、優子が笑顔で少し無理をしながら生きていて、それでいて実の父ではない森宮さんに対する感謝がとても深いことがわかります。

そして、自分勝手で子供のことなど考えていないと思っていた梨花が、実は自分のことなどどうでもよくて、義理の娘のみぃたんのことばかり考えていたことがわかってきます。しかも、つらい自分の体調のことを隠して嘘をつきながら・・・

そして、そんな梨花やみぃたんや優子にいつも優しく接していた、森宮さん、泉ヶ原さん、水戸さん。優しい人ばかりです。こうして記録のために感想を書くために内容を思い出すだけで、また目が潤んで泣けてきます。「もう一度みて、もっと泣く」という言葉は誇張ではないと思います。たぶん、もう一度観ると、どうしてそんな態度をとるのかと怪訝に感じながら観ていたシーンが、子どもを思っての態度だとわかるので一層切なくてたまらない気持ちになってしまうのだと思います。

とてもとてもいい映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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