この映画もなんとなく見つけた映画でしたが、予想以上にとても面白い映画でした。
カセットテープのように、side-Aとside-Bという形で構成されています。時代は携帯電話もまだ普及していない80年代で、ところどころでその時代の歌が映像と重なって懐かしさ満点です。鈴木という男が合コンでマユと知り合って恋人になるところまでがside-A、鈴木が東京に異動になって遠距離恋愛の難しさが描かれているのがside-B、そんなストーリーです。
side-Aは純粋な奥手のふたりの恋愛という形で見ていて微笑ましく観ることができますが、side-Bでは、鈴木の心変わりや冷たさが見え隠れして少し複雑な心情で眺めてしまいます。side-Aの純情でマユのことを大事に思っている鈴木とside-Bの心変わりしてマユをぞんざいに扱う鈴木に対して、人間の心ってそこまでかわるのかと思いながら、どう最後は落ち着くのかなと興味津々で観続けました。
そして驚愕のラストシーン。そういうことだったのか、とまったくの予想外の結末ですっかり騙されてしまっていました。一番したたかなのはマユだったということでした。
80年代の恋人事情の懐かしさを楽しみながら、ストーリーの最後のどんでん返しをとても楽しめた映画でした。どんでん返しでも気持ちが暗くなることも無く、おおそうだったのか!と確かにもう一度見直してみたくなりました。
小説では、80年代の歌が各章のタイトルとなっているようです。小説も機会があれば読んでみたいです。
ちなみに、重要キャストなのに事前には亜蘭澄司(アラン・スミシー → 偽名を表す)として隠されていた森田甘路ですが、ちょうど今日の「光る君へ」でうつけの源国盛役で出演されました。もう絶対に忘れない俳優さんとなりました。
side-A
揺れるまなざし (小椋佳)
君は1000% (1986オメガトライブ)
Yes-No (オフコース)
Lucky Chanceをもう一度 (C-C-B)
愛のメモリー (松崎しげる)
君だけに (少年隊)
side-B
木綿のハンカチーフ (太田裕美)
DANCE (浜田省吾)
夏をあきらめて (研ナオコ)
心の色 (中村雅俊)
ルビーの指環 (寺尾聰)
SHOW ME (森川由加里)

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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