映画「しあわせのマスカット」

福本莉子の主演映画ということで観てみました。

女子高生の春奈は、修学旅行で財布を無くし、祖母に約束した「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を買えずにいた時に、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を使った和菓子に出会います。その美味しさに感動して、いつか自分もそんな和菓子を作りたいとその和菓子会社に就職しますが、新人研修でどこの部署でも失敗ばかりで、最後にはブドウ農家の手伝いに行かされます。ブドウ農家の秋吉には嫌われ、自分の夢を果たせない自分に自信を無くし苦悩しながらも、自分の道を見つけていくというストーリーです。

福本莉子だから興味を持って観ましたが、ストーリーの骨格はいいと思いますが、設定や出来事すべてに現実感が無くてストーリーに入り込むことができない映画でした。春奈の入社の経緯、研修での出来事などにおいて、厳しさも感じなければ会社としての育成も感じられず、本人も会社も学生気分といった感じでした。なのに、水害でダメになった太郎のマスカットハウスでブドウの木の掘り起こしに、会社の上司や仲間がやってくるというのもとても不自然。大事な仕事をしているはずなのにすぐに集まることができることも非現実的ですし、みんなが春奈の評価を変えてそういう行動を起こすきっかけも薄すぎます。まじめに観ることができたのは、春奈と秋吉の関係くらいでしょうか。ふたりのやりとりでは、ぐっと来て泣けそうなところもありました。

そんな印象の映画でしたので、私的にはちょっと残念な映画でした。福本莉子はいいのですけど。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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