二十年目、三十年目のスペシャルドラマ「俺たちの旅」は、あまりにも男たちが自分勝手で、女性たちがそれに振り回されて憐れすぎるという内容についていけなくなっていきました。この映画もその延長なのだろうなという思いはあったのですが、「俺たちの旅」はリアルタイムでは心に残るドラマであり、当時は夢中になって観ていたドラマなので、観る側も50年の区切りをつけるべきかもという思いで観てきました。
最初、拳銃が出てきたり、真弓に洋子が乗り移ったようなシーンがあったりと、ちょっと現実味の無い形から始まったのでこのあと大丈夫なのかと危惧しましたが、オメダが昔住んでいた家を買い取ってそこに住みたいとカースケに相談するあたりから、「俺たちの旅」らしくなってきて、残りの人生をどう生きるべきかという”旅”らしいストーリーになってきました。しかし、現実味の無い無責任とも思える人たちに共感を感じるのはなかなか難しいです。若い頃は無茶していた若者たちだからこそ、普通の大人とは違う大きな人間になってくれていたほうが、観ている側としては感動的で嬉しい感じがするのですけどね。救いだったのは、一番悲しくて切ない思いだった洋子に対してスポットを当ててくれたこと。カースケは50年も経ってやっと洋子の気持ちがわかったのかとイラつきもしましたが、今回の映画で洋子の思いを掬い取ってくれたのは区切りの映画としては良かったと思いました。懐かしく観ることはできましたが、カースケ、オメダ、グズ六に共感して憧れて観ていた若い頃の自分はもういないんだなとあらためて感じた作品でした。
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上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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