先回、クリア塗装について書いた。
今日は、その次の工程、研ぎ出しを書く。
今回もお断りしておくが、私のやり方は普通でも正解でも無い。
私が経験からこのやり方が私にとっては一番うまくいくというだけである。
研ぎ出しは、ペーパーをかけてコンパウンドで仕上げるという作業となるが、コンパウンドがけは次の機会とする。
クリアを吹き付けた後、クリアが完全に硬化したら#2000番のペーパーで塗装面を平滑にする。
クリア層を削りすぎるので、絶対に#2000番以外のペーパーはかけない。
ペーパーは、面でかけるのではなくて、点、あるいは線でかける。
面でかけると必ず自分の予期していない部分を磨いてしまうので、クリア層を突き破る原因となる。
自分が今かけたいと思う部分しかペーパーは当てない。
そういうやり方だと、対象物が平面でも突起物があってもそれほど作業に違いは出ない。
最終的には、そういうやり方で対象物全面にペーパーをかける。
見える部分や目立つ部分だけやればいいという意見もあるが、私は全部行う。
なので、ペーパーをかけたボディは、全面艶消し状態になる。
ペーパーをかけるときに水をつける人もいるらしいが、私の場合はペーパーには水は絶対につけない。
水は、削りだしたクリアの粉の量や表面の傷を隠し、どの部分をどのくらいペーパーをかけたのかをわからなくする。
各場所で削ったクリアの量をきちんと把握し頭に入れながら作業をすることが大事なのである。
そうすると、経験でこの場所はあとどれくらいでクリア層が無くなるという事もわかってくる。
そういうことを把握せずに闇雲にペーパーをかけるという事は、私は恐ろしくて出来ない。
クリア層の厚さと、クリア層をどのくらい削り取ったか、すべての場所でそれがわかっていれば、研ぎ出しでカドを出すことなど無い。
もちろん、私もたまにカドを出してしまう事がある。
そういう時でも
「ここは、もう一度ペーパーをかけるとクリア層が無くなるな・・・」とだいたいは予想はしているのである。
艶を出すためにやむを得ず、クリア層から飛び出る事も必要になるのである。
特に、ソリッドカラーの時には、あえてやることがある。
なかなか根気の要る作業だが、このペーパーがけは私が好きな作業のひとつである。
・・・・・・・★
今日は衆議院議員総選挙&最高裁判所裁判官国民審査。
衆議院議員総選挙は、今年は悩みに悩んだ。
わかりやすい選挙のはずなのに、なかなか決められなかった。
最高裁判所裁判官国民審査は、今回は事前に各人が携わった裁判をネットで調べて判断した。
罷免なんて結果はありえないが、すべて空欄とか×というのは、やっぱりヘンだと思ったりする。
研ぎ出し?ペーパーのかけ方
徒然の思い

コメント
こんな凄いHow Toに誰もコメントしないなんてのはなんだか・・・と思ったので書きます。
大変 参考になりました、心から有難うございます!!
クリア層の厚みを考慮して その範囲内で作業する、って言われれば当たり前の事なんですよね。しかしながら、ではクリア層が一体どのくらいあるのか・・・・これは長年の経験しかないですよね。
そんなわけで自分は今でも時折 下地を出して泣いてますww
これからはクリアを吹く段階から「今どのくらいの厚みになっているか」ってのを意識しながら作業しようと思います。
ありがとうございました。
Warachanさん、こんばんは。
近頃ノウハウを大盤振舞いですね。
私の研ぎ出し方法もWarachanと少し似ています。
ケチがプラスされた・・・って感じでしょうか。
Warachanさんのサイトを偶然訪れ、あのすばらしい艶を出したくてサイトを隅々まで読んだけど研ぎ出し方法が書いていなくて。
少しだけ書いてあるヒントを頼りにいろいろ実験しながら見つけた方法です。
似ているのにあの艶が出せていない私。
まだまだ腕を磨かねば。
風邪をひいて布団とお友達状態のImpressiveでした。
>kojyさん
>Impressiveさん
コメントありがとうございます。
ノウハウと言っても、なるほどと思わない人は、こうして文字で書いただけでは、わからないと思いますよ。
わかる人ならばうまくいくと思いますが、そういう人はすでに同じようなやり方をしているんじゃないでしょうか。
なぜこういう事を書いたかというと、世の中には「こうしないと艶なんか出ない」と決め付ける人がいたりするのですが、そういうやり方はたいてい私には理解できないやり方なのです。
ですので、私のような変わったやり方でも艶が出るのだと言う事を主張したかったというところが大きいです。
本物のクルマでも、高級車は研ぎ出し工程を通すくらいですから、研ぎ出しで艶を出す事は邪道でもありませんし、クリア吹きっぱなしが王道というわけでもありません。
ちょっとそういう事が言いたい気分なのですよ。(^.^)