61年目の原爆記念日。8月6日の広島、そして今日の長崎と今年も原爆、戦争、そういうことを考える日の第一弾が終わりました。きれいごとを言うつもりはありませんが、核兵器だけではなく、人殺しを正当化する戦争はこの世からなくなってほしいと心から思います。
もし、何かのきっかけで外国の人と話をすることがあった場合、卑屈にならずに傲慢にならずに、世界で唯一の原爆の被爆体験をもった国の国民として、原爆という人殺しの道具の悲惨さを訴えることができればいいなと思います。原爆がどういう爆弾かを知らない人々に、その被爆地の惨状を伝えるだけでもいいと思います。
ご存知と思いますが、原子爆弾は、地上に落ちて爆発するものではなく、地上約500メートルから600メートルのところで一瞬のうちに核分裂の連鎖反応が起こり、その時点から放射線が放出され、そのあと、火球となり高温の紫外線、可視光線、赤外線(熱線)が大量に放出され、それらで何人もの人が焼き尽くされるのです。地上に落下後ではなく上空で爆発するということは、この熱線が広範囲へ影響を与えるという意味を持っています。この反応はほんの1秒以内の出来事です。同時にその高温で上昇気流が発生し、空には巨大なきのこ雲が出現するのです。
原爆がこのように数多くの人間を一瞬にして無にしてしまう兵器であり、生き残った人々にもその後苦しい人生を歩ませる後遺症を残す非人間的な兵器(兵器に人間的も非人間的もないですが)であることは、世界的にはあまり知られてはいません。この爆弾を投下した国でさえその認識は低いと思います。
今年初めて知ったこともあります。
広島と長崎は別の地で起きた別の惨劇と思っていました。ところが、この両方の地で被爆した方が100人以上もいらっしゃるということです。「二重被爆」というらしいのですが、そういう方々にとっては、広島も長崎も同じ被爆地であり同じ地獄だったわけです。
私もまだまだ勉強不足です。
この時期に広島を訪れたいといつも思うのですが、なかなか実現できていません。暑い夏、セミの声を聞きながら、原爆が投下された青い空を眺めてその時に思いを馳せたいと思っているのですが。
外国の方とこういう話題になることは稀だとは思いますが、こういう話をできるのは私は日本人の特権であるのかなと思っています。その時のために最低限の歴史の事実は知っておきたいです。最近はスカイプで気楽に海外の方と話をする機会も多くなってきましたし。
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覚書メモ
| <広島> 爆心地:広島市中区中島町 現在までの死者:約24万人 原爆名:リトルボーイ 投下機:エノラ・ゲイ 炸裂時刻:8月6日8時11分 核物質:ウラニウム(13キロトン) | <長崎> 爆心地:長崎市松山町 現在までの死者:約13.5万人 原爆名:ファットマン 投下機:ボックスカー 炸裂時刻:8月9日11時2分 核物質:プルトニウム(21キロトン) |


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