映画「響 -HIBIKI-」

この映画はなかなか楽しめました。原作は柳本光晴のコミック、監督は「君の膵臓をたべたい」の月川翔です。

15歳・女子高校生で圧倒的な文才を持つ鮎喰響(あゆくひびき)が、天才新人作家として文学界や社会に大きな影響を与えていくという映画ですが、なんといっても、響のような自分の考えをしっかりと持ちながら行動はちょっとおかしいと思えるような独特の個性と、それを演じる平手友梨奈がとても魅力的でした。すぐに暴力をふるう性格は飛びすぎている感がしないでもなく共感できない部分ではありますが、自分は間違っていないという妥協のない思考は理解できるものがあります。なので、暴力はダメだとは思いながら、そういう響の行動にスカッとする自分もいます。

物語は、「響と凛夏との友情」、「響の文学界へのデビューを通じての編集者や作家や報道陣との関係」を中心に描かれており、何かを伝えたり感情に強く訴えたりするものはありませんので、笑いも涙も怒りもありません。個性的な天才女子高校生である響の成長や孤独を追っていくというだけですが、それがとても面白くて心地よい映画でした。自分にも文才があればなぁなんてことも思わせてくれました。

構えずに響という主人公を楽しめる、私は好きな映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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