順番に「踊る大捜査線」シリーズのスピンオフ映画も含めて時系列的に観直しています。この映画は過去に観た記憶はまったくありません。
室井(柳葉敏郎)が指揮を執った殺人事件の容疑者である神村巡査(山崎樹範)を追求中に死なせたとして、室井は神村の母親の代理弁護士・灰島(八嶋智人)から訴えられ逮捕されます。室井の弁護士となった小原(田中麗奈)は室井を助けようと動き始める・・・というストーリーです。
今まで観た3作(「踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!」、「2003年7月19日_踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」、「交渉人 真下正義」とはまるで違う雰囲気の映画となっています。登場人物は田中麗奈や八嶋智人などのゲストを除いておなじみの顔ぶれなのですが、なんか空気感が異なります。その一番の原因は、新宿北警察署の雰囲気だと思います。建物も内部の雰囲気も、とても東京新宿の警察署には見えません。そこに所属する刑事たちも新宿の刑事には見えず、どこかの地方の刑事にしか見えません。ラストの桜井杏子(木内晶子)の取り調べシーンも、取調室ではなく、公開取り調べの様相。全体のストーリーは悪くはないのですが、「踊る大捜査線」の明るくテンポが良くて、それなりにリアルで、そして感動的な作りとは異なり、暗くて警察署の雰囲気や室井の逮捕等にリアル感が無く、私は他の作品のように楽しむことはできませんでした。室井が広島に旅立つラストシーンにも、いくら左遷のような異動であっても、そんな岐路に湾岸署の面々が誰も見送りに来ていないのも寂しい感じでした。
後でわかるのですが、殺人事件の被害者・黒木は、田中圭です。顔もよくわからないような役ですが、確かに田中圭です。そういうところは時代を感じてしまいますね。
室井の過去が少し明かされたり、新城や沖田の室井への思いなど心に沁みるところもありますが、私は他の作品のように面白かったとは感じることはできませんでした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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