年末のんびりと観る映画として「はたらく細胞」と「銭天堂」とどちらがいいと家族に聞いたら、「はたらく細胞」がいいということで観てきました。原作は清水茜の漫画でアニメも公開されていますので、世間的にはおなじみの作品ということになります。年末であり、観客動員の上位の映画ということもあり、久しぶりに満員に近い感じでの映画鑑賞でした。
人の体内では37兆個もの細胞がそれぞれ役割を持ち、日夜その仕事をしています。真面目な女子高生・漆崎日胡(芦田愛菜)と、不摂生にもほどがある不健康な父親・漆崎茂(阿部サダヲ)の身体の中でも、その細胞たちが働いています。日胡の体の中では、赤血球(永野芽郁)や白血球(佐藤健)が日々精力的に働いています。一方、茂の身体の中は不摂生で過酷な環境になっており、細胞たちは愚痴をこぼしながら働いています。そんな時、日胡の身体に異常な白血球が誕生し、やがて体の中を支配し始め、正常な細胞と異常な細胞の戦いが始まる・・・というストーリーです。
予告を観ていた印象では、体の中の仕組みを示しながらそれを面白おかしく描かれているのかなと思って観始めたら、最初は思っていた感じで随所に笑えるシーンがあって楽しみながら観ていたのですが、日胡の身体に異常が生じてからは、細胞の世界では過酷な闘いが始まり、人間の世界では日胡の闘病とそれを見守る父親と恋人の苦悩が描かれます。前半は気楽に茂の排泄シーンなどを楽しんでいましたが、後半は細胞の手に汗握る闘いと敗北の悲しみ、親子の愛情で涙が溢れてくる内容でした。細胞の世界で一番カッコ良かったのは、マクロファージでした。エレガントで賢く、戦闘力もある、とても素敵でした。
思っていた以上に、迫力あり、笑いと涙あり、とても楽しめる映画でした。映画を観たあとは、自分の体であの細胞たちが働いてくれているということを意識するようになりました。労働環境が悪くならないように、体の主である私は健康的な生活を営むべきだなぁと思ってしまいました。想像以上に面白い映画でしたが、私の個人的な欲をあえて言うならば、細胞の世界の野外のシーンが体の中の部位や部位のつながりには見えないということでした。まぁ細胞から見れば体内はとても広い世界となるので、あのような感覚でいいのかも知れません。私の想像力が乏しいだけかもしれません。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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