映画「高野豆腐店の春」

公開時少し気になっていた映画です。U-NEXTで配信していましたので夕食後に鑑賞しました。

高野豆腐店は、尾道の町の一角にあって、高野辰雄(藤竜也)と娘の春(麻生久美子)が早朝からこだわりの大豆を使って地道に豆腐作りをしています。辰雄には持病があり、もしもの時のことを考えて、春の結婚相手を友人を使って選別・吟味を始めます。しかし、春は自分で結婚したい人を見つけて辰雄に紹介しようとしますが、辰雄は受け入れることができません。そんな時に辰雄は病院で、ふみえ(中村久美)という女性に出会います・・・というストーリーです。

笑いあり涙ありの直球のヒューマンドラマでした。戦争や原爆の悲劇を背負う辰雄やふみえ。辰雄と春の関係にも辛い過去があって、それが普通の親子関係よりも強い絆を感じます。明るいように生きていても、心の中では辛い気持ちを隠して抑え込んでいる、そんな強さも感じます。辰雄が、ふみえに言った「(戦争や原爆で生き残った自分たちは)ああ、いい人生だったと笑って振り返られるように幸せにならないといけない」という言葉は、心に重く刺さりました。辰雄が春の恋人の西田(桂やまと)に「娘を頼む」というシーン、辰雄と春がお互い父であり娘で良かったと言いあうシーンは、娘を持つ身としては実感として迫ってきて、涙腺崩壊でした。藤竜也と麻生久美子、最高でした。

ベタですが優しい人たちの心温まるいい映画でした。観終わったあとは、おいしい豆腐を食べたくなりました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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