小説「イニシエーション・ラブ」

映画を観て、原作である小説はどういう表現で読者を騙していたのかを知りたくて読んでみました。

小説は文字だからこそ、よけいに騙されるということがよくわかりました。映画ほどのオチが明確ではない(最後の2行のみ)ので、読み終わると「えっ?どういうこと?そうなの?」という気持ちになって、確かにもう一度読み返してみようという気持ちになると思います。私は映画を観た後なので、side-Aとside-Bの違いは知っていましたので、最初からそのつもりで読んでいましたので読み返すという気持ちにはなりませんでしたが、小説を読むと映画はうまく作られているなぁとあらためて思いました。同じ騙すのでも、文字で騙すのと映像で騙すのは映像に大きなハンディが出るものですが、映画は本当によく考えられたのだなぁと思いました。

読者を騙すという面白さを除けば、80年代のどこにでもある恋愛物語なので、物語自体は普通で退屈に感じるところもあるかもしれません。そういう意味では音楽とともに80年代を表現している映画の方が懐かしさや面白さを感じるかも知れません。

小説と映画の違いをしっかりと楽しめるので、小説も読んで映画も観るのがいいかなと思いました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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