病院などで待ち時間を利用して少しずつ読んだので、読み終わるまで1ヶ月以上もかかってしまい、昨日やっと読み終えました。眠れない客と眠れるように手助けをする店主・斗羽との春、夏、秋、冬の4つの物語です。登場人物は繋がっていき、第四章の斗羽と莉津菜の再開の話に向っていきます。いぬじゅんの作品らしく、それぞれの眠れない人物の話の結末は、心優しい結末となっています。涙あふれるということはありませんが、仕事や家族や恋人などの関係や接し方をあらためて考えさせてくれました。全体を通してわかることは、自分の思いは言葉にして話さないと相手に伝わらないし、誤解がどうしても生じてしまうということです。言葉にしない思いやりは、時にして正反対の感情を相手に感じさせることもあります。思いを言葉にしないことは、知らず知らずの間に自分を責めたり傷つけたりしてしまいます。そんなことを4つの優しい物語であらためて気づかせてくれる、素敵な作品でした。詳しい感想や書籍情報に興味のある場合は下記ホームページをご覧ください。

定年後男の趣味三昧/小説/今夜、君が眠りに落ちるまで
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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